ココマイスター（COCOMEISTER）のシェルコードバンの新作

ココマイスター（COCOMEISTER）は日本の革職人の手による極上の革製品を作っています。紳士ものの財布小物をメインに展開しており、その非常に優れた製品は革好きの間では高い評価を受けています。

今回ご紹介する3作品は、ココマイスターのシェルコードバンの新作で、新発売からすぐに人気を博しています。

シェルコードバンとは、アメリカのホーウィン社というタンナー（皮なめし業者）が作っているコードバンのブランドになります。

コードバンとは、農耕馬の臀部から採れる革素材で、厚さ2ミリ程度のコードバン繊維を裏側から削り出し、仕上げたもので、一頭の馬からごくわずかしかとれず、またその硬質な素材感とツヤ感から「革のダイヤモンド」と呼ばれる貴重品です。

コードバンを鞣すことができるタンナーは世界でもわずかしかおらず、特にホーウィン社は有名で、コードバンのビジネスシューズで知られたオールデンとの関わりが深くなっています。

シェルコードバンは長時間をかけた加脂によって、張りはあっても柔軟性でしなやかさに富んで、自然の風合いを残したナチュラルな仕上げです。

シェルコードバン・オベロンは、これまでは横長しか無かったの二つ折り財布を、縦型でデザイン。細部まで厚みを調整して、シェルコードバンをうまく仕上げています。

シェルコードバン・パリは、最高傑作のシステム手帳を、と開発したそうで、重厚感がある仕上りです。価格は15万オーバーと相当に高価なものですが、システム手帳を多く作っているブランドでも出来ないほどのコダワリに満ちた逸品です。