IWC IW344203 ポルトギーゼ パーペチュアルカレンダー 42
ポルトギーゼのパーペチュアルカレンダーです。ポルトギーゼは1930年代の終わり頃に航海用時計であるマリンクロノメーター並の精度をもった腕時計を作って欲しいというポルトガル人の依頼を受けて作られた時計が原型になります。当時は腕時計は小さく華奢で、ある意味、装飾品としての側面が強かったのですが、そうした時代にマリンクロノメーター並の精度を、ということで懐中時計のムーブメントを採用。当時としては大きく分厚い時計を作りました。
その後、1993年にIWC創業125周年を記念してポルトギーゼ・ジュブリーとして限定生産で復活。これが当時のデカ厚時計のブームにのって大好評で、無事に定番として復活しています。1930年代には武骨で大きな時計でしたが、90年代にはその大きさでもドレッシーでおしゃれな時計として、認知されるようになっています。
このモデルは機械式時計の複雑機構の一つパーペチュアルカレンダーを搭載したコレクションです。永久カレンダーというと、スグに一千万を超えるような超高額モデルの印象がありますが、このモデルは実売でも200万。これでも随分と安いのです。
永久カレンダーで最も手をわずらわせるのは時計停止後の再カレンダー合わせですが、このCal82650はリュウズを一段引いて回すと、全てのカレンダー機能が連動して一日分進む構造となっています。やや小ぶりの42mmのサイズにステンレスモデルということで、普段でも使えるモデルです。
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