パルミジャーニ・フルリエ　PFC910-0000210-B00182　トンダ　GT　世界限定250本

パルミジャーニ・フルリエ　PFC910-0000210-B00182　トンダ　GT　世界限定250本

パルミジャーニ・フルリエは、1996年に時計師のミシェル・パルミジャーニがサンド・ファミリー財団の支援によって設立されたメゾンです。この創業前にミシェル・パルミジャーニは多くの歴史的タイムピースのコレクターとして知られるサンド・ファミリー財団の持つコレクションを復刻、修復を果たし、その優れた技術力を遺憾なく発揮して「神の手を持つ時計士」と言われるほどでした。このメゾンは、優れた芸術家や職人が旦那（パトロン）の支援を得て工房を開いていた昔ながらの風習が現在に蘇ったようなもの。そうして始まったブランドだけに、あまり一般の顧客は相手にしておらず、作り上げる時計は超絶技巧を尽くした複雑時計ばかりで、数量限定生産。一般に発表されたときにはすでに「お得意様」に予約販売済みといった商売をしていました。

そうしたパルミジャーニ・フルリエにしては珍しく、このトンダGTは「市販」されている分が少なからずあり、またいきなりコレクション入りするというよりもデイリーユースで使いこなすコトを前提にしています。日常のあらゆるシーンに溶け込むようにデザインされており、1996年発売のヴァシュロン・コンスタンタンの初代オーバーシーズのデザイナーDino Modoloによって設計されたものです。

力強いインデックスにはブラックの夜光が施されていて、従来のトンダよりも立たせたブレスレットを採用。都会的で洗練されたスタイルが際立ちます。ダイヤルの繊細なギョーシェ彫りや12時位置のビッグデイトなど、凝った作りです。バックスケルトンからは、PF044自動巻きムーブメントのコート・ド・ジュネーブの美しいストライプの仕上げが見て取れます。

価格の方は、とても日常用とは言えないような価格帯なのですが、本格的なお金持ちなら別にこの位なんとも無いのかも。というか、最近はロレックスがとんでもなく高騰しているので、たいして価格差が無いという恐ろしい時代になっています。