ハミルトン アメリカンクラシック HAMILTON ボルトン H13519711

 

ハミルトンは、1892年にアメリカで創業したブランドで、最初の時計はペンシルバニア州ランカスターで作られています。当初は特にアメリカの鉄道網の発展とともに歩んでおり、ハミルトンの正確な鉄道時計は鉄道事故防止につながると評判になっています。その後もアメリカの発展とともに歩んでおり、航空時代になると航空時計、戦時には軍用時計を供給。さらに戦間期のアメリカの爛熟時代にはジャズマスターなどのコレクション。戦後の1957年には時計史上初の電池式時計ベンチュラを発表。アシンメトリーな三角形のデザインがインパクト抜群です。

1974年以降、ハミルトンはスイス資本のスウォッチグループに加わり、2003年に本社と製造拠点をスイス・ビエンヌに移動。ハミルトンの時計はスイス製となります。しかし、そのラインナップはアメリカとともに歩んできたという点を強く意識していて、軍用時計に源流をもつカーキコレクションと、民生用のコレクションに端を発するアメリカンクラシックの2つに大別出来ます。

今回のボルトンは、1940年の発売以来愛され続けているトノー型。アールデコ全盛時代にヨーロッパで作られたトノーに比べると、時代が20年近く遅いため、ラグの意匠などがちょっと変わっていますね。曲線的なケースフォルムが魅力です。

ムーブメントにはハミルトンの最新手巻きムーブメントH-50を搭載。年を経ても色褪せないデザインです。

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