ユリスナルダン 3203-136-7/E0-42 クラシコ マニュファクチュール グラン・フー
ユリスナルダンは、1846年にスイスのル・ロックルで創業した高級時計ブランドになります。初期に開発された「マリンデッククロノメーター」は世界50カ国以上の海軍が採用し、その高度な時計製造技術は高い評価を受けました。日本海軍にもユリスナルダンの時計は多く納入されていて、戦艦三笠に搭載されているクロノメーターは現在でも横須賀市の記念艦「三笠」で見ることが出来ます。
その後は、懐中時計の分野でも成功を収め、超高級時計ブランドとして活動していますが、そのために腕時計への移行が遅れ、さらにクォーツショックのアオリを受けて苦境に陥ります。1983年になって投資家に買収されますが、それが良い結果を海、有名なエリクスン博士によるいわゆる天文三部作によって、超高級複雑時計メーカーとして復活。現在に至ります。
このクラシコ マニュファクチュールは、ステンレスケースにダイアルにエナメルを採用。世界でもっとも美しいと言われるグラン・フー・エナメルを楽しめます。フーとはフランス語で「炎」という意味で、熟練した職人によって高温焼成されたエナメル文字盤は表面に透明感があって、柔らかな乳白色は美しいの一言です。
搭載されたユリスナルダンキャリバー320は、精度向上のためにシリシウム製のヒゲゼンマイおよびアンクル脱進機を採用し、日付は前後に調整可能な機構です。
細身で上品なローマン数字のインデックス、シャツの袖口にちょうどよい40ミリのサイズ感も手頃な一本です。
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