チープカシオは、カシオが販売する手頃な価格の腕時計シリーズの通称になります。有名なGショックよりもずっと安価で、販売されている場所もホームセンターのレジ横の網棚にぶら下げて売られていたりします。
価格は多くの製品が1000円台から数千円程度で、1万円まで到達するコレクションだと、ちょっとチープとは言い難くなってきます。
Gショックで頑丈で手軽な時計を作り慣れているカシオらしく、シンプルで機能的なデザインながら高い耐久性を誇り、コスパの良さが特徴で幅広い年代の男女に人気があります。
さすがに見た目は「チープ」と言わざるを得ないので、フォーマルな席には使いにくい時計ですが、現場仕事やスポーツをする時、アウトドアで遊ぶ時、それに海外旅行に行くときなど、万が一にも時計が破損や紛失してもあまり惜しくない場面での使用にはおすすめです。さらに言えば、そうした「激しい」シーンでもGショック並とは言えませんが、十分に耐えてくれるだけの耐久性がある時計なのです。
あるいは、中学生から大学生ぐらいまでの若者が初めて使う時計としても、悪目立ちもしないし手頃で使い勝手の良い存在です。下手な高級ブランドの時計を使うよりも好感が持てるのは間違いありません。
そしてチープカシオも長年、多くのコレクションを販売するうちに人気モデルが生まれてきていますが、特にこの初代Gショックに似たデザインのF-91シリーズ、レトロフューチャーなテイストのデータバンクと呼ばれるDBC-611シリーズ、近未来的なデザインのAE-1200モデルなどなどが有名になっています。
F-91シリーズは、アルカイダの司令官ウサマ・ビンラディンを写した写真や動画に、このF91Wモデルを巻いていると確認できるものがあることから、「ビンラディンモデル」というあまりありがたくないニックネームをつけられているぐらいです(オバマ元大統領も嵌めていましたが、何故かオバマモデルとは呼ばれていません)。
電池式ですが、寿命は7年以上とも言われていますが、巷ではもっと長生きしているモデルがたくさんあるという話が溢れています。
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